わッつギャラリーでは、10月8日(金)から10月12日(火)まで、倉井由紀子さんによる「+Rainy Season ラオス・タイ織の布+展」を行います。
倉井由紀子さんのプロフィール
大学卒業後、3年間一般企業に勤務。
27歳の時に、スウェーデンでのサマーコースをとり、織物を始める。
その後、生活の拠点の移動に伴い、名古屋またカナダ・北米、でワークショップをとりながら、織りを続ける。
1997年、初めてのタイ旅行で今までに見たことのない布に魅せられ、翌年一年弱、タイ・チェンマイに滞在することを決め、近郊の村や、ラオス・ビエンチャンの工房に入り、地元の人々から独特の織りの技術を習う。
2000年4月、ギャラリー安里(名古屋)での展示会から、現地でオーダーしたオリジナルの布、集めた布から製作した衣服、袋物などを発表し始める。
2001年12月、JICA(旧国際協力事業団)の短期専門家派遣で、ラオス北部ウドムサイ県にて、染織による収入向上活動プロジェクトに従事。
現在も、年の三分の一は現地に滞在し、チェンマイを拠点に、タイ東北部、ラオス、ミャンマー、中国へと、現地の人々との関係を築き、新しい出会いを求めて旅を続けている。
10年ほど前から、旅で見つけた布の織り方がどうしても知りたくなり、タイ、ラオスに織りの技法を習いに村に入るようになりました。
それ以来、地域、民族などの違いによる、さまざまな織りの技法があることが分かり、尋ね歩く旅をしてきました。
遠く離れた地域でも、織りの模様、技術が同じであれば、祖先はつながっていたり、新しく見る布の織り元を探して回るなどをしているうちに、お願いして織ってもらうところも増えていき、1年の1/3近く現地で滞在する今の仕事の形になっています。
今回の展示会の作品も、いろんな地域で織ってもらっている布を、住ベースにしているタイのチェンマイにせっせと運び、そこでオリジナルの服に仕立てているものをメインに、スカーフなどの小物類、暮らしまわりに使える布などを出します。
草木染め、手織りのものですので、ずっと使っているとどんどん愛着がわいてきます。
今回のラオスの旅の写真を見ていただきながら、現地の様子をお伝えしたいと思っています。