わッつギャラリーでは、2012年11月23日(金)から12月05日(水)まで、デイサービス望による「デイサービス望 利用者作品展」を行います。
デーサービス望は、7年前の2005年10月に営業開始した、「有限会社 望」が提供する指定通所介護サービスの事業所です。
参考: デーサービス望
0568-81-6318(TEL)
0568-81-6918(FAX)
http://kaigodb.com/jigyousho/2372502100-150
この度の展覧会の見所は、ギャラリーの一画をうめる13本の吊るし雛です。
これらの吊るし雛は、デーサービス望での手芸教室に参加している利用者が4ヶ月ほどかけて作った大作です。
望では当初、展覧会を本格的に行うことは考えてはいませんでした。
しかし、手芸教室で吊るし雛が1本できた時に、この吊るし雛が20個できて飾ってみたらどうだろうと考え、実際に作って望内で飾ってみたところ、スタッフも利用者もとても感動しました。
この吊るし雛をギャラリーにちゃんと飾り、望の関係者だけでなく、望と関係のない人たちにも見てもらえたらとスタッフは考え、この度の展覧会を企画しました。
この展覧会には、いろいろな方に見てもらいたいという想いだけでなく、この展覧会をきっかけとして、利用者が家族と一緒に出掛ける機会を作ってあげたいという想い、さらに利用者の誰か(利用者の家族など)にほめてもらいたい、認めてもらいたいという想いを満たしてあげたいという望のスタッフの想いも込められています。
わざわざ来て利用して下さっている利用者に何か楽しんで帰ってもらいたい、と望では6年ほど前に手芸教室を始めました。
手芸教室で教えるのは望のスタッフで、手芸教室で作るものは予めスタッフが材料を用意して見本やキットを作っておき、それを利用者がスタッフの指導の下に作り上げていきます。
手芸教室は当初、雑巾を作ることから始まりましたが、その後はふきん、そして風呂用の暖簾と、段々高度なものを作るようになっていきました。
しかし、利用者の上達が早く、作るものも段々と高度なものになっているため、事前準備に大変な時間がかかるようになり、今では手芸教室を担当するスタッフは毎回うれしい悲鳴をあげています。
現在、手芸教室には50歳~95歳までの16名の利用者がおり、その中には男性も1名います。
孫にあげるため、自分で作ったものを見て満足するため、いつまでもできることを確かめるため、など利用者の想いは様々ですが、利用者それぞれの想いに加え、出来上がった時の達成感を味わってほしいと望では考えています。
展覧会風景&作品たち